アイスエイジセオリー

今にして思えば15歳の少年が抱く社会に対する不信や反発なんて、「そんなふうに無責任に周りを傷つけて逃げ出していいんだ」とうらやましく感じるほどで、盗んだバイクで走り出したいのは大人のほうかもしれない。

アイスエイジセオリー

太宰は小説「津軽」の最後にたけに会うが、あれは実際に会ったのだろうか。小説なのだから実際はたけに会っていないことも考えられる。むしろ、会っていないほうがいいんじゃないか。会ったことにしてあのシーンを書いたというほうが、ずっといい。