アイスエイジセオリー

 別の部署にいやな奴がいる。そいつより納税のほうが好きなくらいだ。
 そいつと関わる仕事があり、気が進まないなりに進めていたが、一昨日渡した書類の細かい部分について、そいつから嫌味っぽいメールが来た。そいつの出身地は知らんが京都に帰れと思う。

アイスエイジセオリー

 最近は、せっかく面白いダジャレを思いついても検索するとどうせ誰かがすでに書いていることがほとんどなので発表する気が失せるのだが、せっかくの面白いダジャレなので一応発表する。

 元気百倍、アンパンクラチオン

アイスエイジセオリー

 栗一粒秋三界を蔵しけり  寺田寅彦

 この句、もとは栗(くり)ではなく粟(あわ)であったらしい。いつのまにか(おそらくは誤植で)粟が栗になってしまったようだ。坪内稔典がこれを解説をしている文章がよかったので、書き留めておく。
 
『三界は仏教用語だが、私たちの全世界をさす。すなわちこの句は、一粒の栗のなかにこの世のすべてが詰まっている、という意味であろう。』
『では、この句、粟の句とすべきだろうか。私見では栗でよい。もし粟だったらこの句が有名になったかどうか。おそらくならないだろう。小さい物の代表みたいな粟粒にこの世の全てがあるというのは、理屈が通り過ぎて平凡だ。それに対して、栗の句とすると、理屈よりも栗の存在感そのものを生き生きと表現している。』

 たしかに粟だとしゃらくさい。栗には可愛げがある。あまりにクリアーな解説なので、好きでもなんでもない句が好きになった。

引用文の出典:「産経新聞」朝刊 2012年11月9日号記事を高橋輝次編著「増補版 誤植読本」から孫引き